鹿児島県 指宿市: 蛇になった娘鹿児島県指宿市:七歳になっても歩けない娘がいたが、水汲みの様子を見ると七又の角の生えた姿であった。 じゃ松鹿児島県指宿市:素性の知れなかった夫との間にできた三人の子が、蛇の肌のような松と化した。 薩摩川内市: 分限者と盗賊鹿児島県薩摩川内市:半殺しにした蛇の頭に害されそうになった分限者を盗賊が助けた。 大蛇の子鹿児島県薩摩川内市:子のない百姓夫婦のところへ若く美しい女の巡礼が来たが、お産をしなければならないという。 修どんと蛇鹿児島県薩摩川内市:修どんの飼っていた蛇が大きくなり悪さをするので叱ると、蛇は目をえぐるよういった。 スドー銭鹿児島県薩摩川内市:子のない爺婆が、小蛇を子とし、スドーと名付けて育てる。 運定め・水の神鹿児島県薩摩川内市:男が木の洞で生まれる子の運命を聞く。七つ八つのころ池の主にとられる、と声は言う。 南さつま市: 七所弁財天鹿児島県南さつま市:一乗院の上人のもとにいた七人の美女が七所の弁天としておさまった。 志布志市: 大浪の池鹿児島県志布志市:床次の子のない夫婦が竜神に願い授かった娘が、年頃になって霧島山の池に行きたいとせがんだ。 姶良市: 池の主鹿児島県姶良市:住吉の池の大蛇が人身御供をとったが、訪れた坊さんがヒョウタンで人形を作るよう教えた。 出水郡: 雲仙湖の大蛇鹿児島県出水郡長島町:雲仙湖の大蛇が人の嫁に来たが、残した目玉を殿様に取られ、雲仙を崩した。 熊毛郡: けちんぼと嫁鹿児島県熊毛郡南種子町:けちんぼの男が飯を食わぬ女を嫁にもらったが、覗くと嫁は頭の後ろの大口で大飯を食っているのだった。 大島郡: 大工とハブ鹿児島県大島郡龍郷町:大工や鍛冶はハブを使役するといい、ハブに咬まれると彼らに恨みを買われてないか心配した。 七つの瓶鹿児島県大島郡喜界町:それぞれ瓶を与えられた七人の子どもが海に流されてしまい、その瓶と死体は村人に祀られた。 竜宮女房鹿児島県大島郡喜界町:老母と二人暮らしの貧しい息子が、花の売れ残りを海へ流し、竜宮へ招かれ、竜王の娘を妻にもらい帰る。 福川の主鹿児島県大島郡徳之島町:福川には代々の大鰻の主が住むよどみがあった。 マッティブの話鹿児島県大島郡徳之島町:娘のもとにマッティブが通ってきていた。針を刺し糸をたどると、話し声が聞こえる。 天人女房鹿児島県大島郡和泊町:長者ミカルシシメに羽衣を奪われた天女が妻となったが、羽衣を見つけて天に帰った。 蛇聟入鹿児島県大島郡知名町:シン長者の三女が嫁となった相手は蛇だったが、人の姿となった夫は大変立派な男だった。 火種子鹿児島県大島郡与論町:ミロクのホトケとシャカのホトケが世の中の所有を争い、負けたミロクのホトケは火を隠し竜宮へ去った。