HUNTER's LOG
MONSTER HUNTER 0

雪山と弾弓と


ポッケ村と雪山のルーキーハンターの話も、その骨子や構成の仕方はココット村のそれとそう変わるものではない。ここではその辺りはざっと見ることにして、雪山ならではという部分をクローズアップしていきたい。

前提となる特色として、武器としては弓が好まれる、としている。また、普段使いの防具としては、防御力よりも防寒性能がまず命に関わる土地ということで、マフモフシリーズが基本となる。そして、ゲーム上のステージとして、上位クラスがメインとなるところも大きな特色となるだろうか。まずは、このあたりのことをざっと説明しておこう。

上位クラス

ポッケ村ハンターの話は上位クラスが舞台となる。しかしこれは、下位の経験を経て上位に上がったハンターの話、ということではなく、あくまで狩をはじめて三年以内のルーキーの話。ゲームの上位をノーマルモード、下位はチュートリアルモードとした構成と見做すということである。

重役出勤の親分

これは難しい思惑があってのことではなく、MHXXでは雪山の日常的な狩の相手となるギアノスたちの親分、ドスギアノスが上位からの重役出勤であることと、普段使いの武器筆頭としたい鹿角ノ弾弓も(なぜか)上位からの登場となっている、という単純な理由故である。

上位と下位はゲーム上の難易度調整のためのモードであり、あの世界にその区分はない、というのが当方のスタンスなので、そこは問題ない。ただ、上位のゲーム上のクエストは討伐に偏って数が少ないので、そこは下位のクエストで補うことになるが。

弾弓

その弾弓についてはもう少し話しておこう。鹿角ノ弾弓はケルビの頭骨と角をそのまま武器とした、という体のもので、簡単にいうとパチンコ(スリングショット)である。ケルビ単体の頭骨と角がモンスター討伐の武器の強度を持つわけがないので、その形状はあくまで模したもの、ということになる。

鹿角ノ弾弓・ろっかくのだんきゅう

とはいえ、そもそもMH2のオープニングとMHF以外では、雪山にケルビというのはいないので、ここの鹿角ノ弾弓はガウシカのそれをベースに作られる雪山固有の武器であるとしよう(多分「本物」はもっとガウシカ的な形になると思う)。そうそう長年強度が保たれるものではなく、年ごとに新調するような武器なのだ、とも考えている(ハンターの家には、大物を仕留めた弾弓がトロフィーのように飾られているのに違いない)。

また、さらにその根底には二つの前提がある。ひとつは、雪山では弓が好まれるということ。これは単純に足場の問題で、主たる狩場が年中雪の上という土地故、細かな足さばきや強力なダッシュに制限がかかるはずだ、ということだ。弓だって足の置きは重要なのだが、相対的にはましだろうというほどのイメージである(ボウガンは火薬の不足と低温による不発の問題がある)。無論「雪山は弓」というのはここでの想定ではあるが、マフモフシリーズに集中スキルが付くことを考えると、ゲーム側にもそのイメージはあるかもしれない。

下位ならハンターボウ

もうひとつは、雪山では骨素材が多用されるという傾向。極低温下では、金属は冷えすぎて、地肌が触れたら貼りつく、凍傷を引き起こすなどの恐れがあるので、雪山地域では金属部品を出来る限り骨部品で代替する工夫がなされてきた、とここではしている。この弓と骨という話を踏まえると、鹿角ノ弾弓がまさに適した武器である、というのがわかるだろう。従来の初期装備であり骨弓であるハンターボウがMHXXでは拡散弓となっていることもあり、連射弓の鹿角ノ弾弓はそのニッチを埋めているともいえる(ちなみにかつてのわけのわからぬ爆破能力はなくなっている)。

マフモフ

ここのハンターは、ルーキーもベテランも日常の狩ではマフモフを着る。モンスターの脅威以上にその寒さが命を奪う雪山故だ。しかし、あくまでマフモフは防寒着であり、防具ではない。この点少々考えどころではある(一応毛皮以外にもモンスター素材が使われているとはいえ)。

マフモフは地方の普段着

そこで注目したいのがインナーである。色々バリエーションがあるものの、ゲーム上は狩の足しになるわけではないこのインナーだが、ここに少し具体的な特色があっても良いのじゃないかと思う。

イメージ的には、スーツ系の防具がインナーになっていたら、というほどのものだ。下の画像の左(インナー)の各所が右(ギアノスーツ)のような作りであったらという感じである。これにある程度の防具としての働きがあり、マフモフをその上から着ていると考えれば、防具を着ないでモンスターと対峙することへの違和感はやや和らぐ。劣化が激しいだろう点は、日常の狩の相手であるギアノスの素材の活用先という点とも嚙み合うだろう。

この中間、というイメージ

防具のゲーム上のシステムとしては、合成や重ね着といった一足飛びの仕組みができてしまったが、上のようにインナーにプラスアルファの要素を持たせる、という方向もあったのじゃないか。上の場合は単純に防御力のプラスだが、いくつかのスキルはインナーで底上げできても良いように思う。見た目というウリに繋がらないので華はないが、合成などよりは(さらにいえば装飾品・護石よりも)よほど「それらしい話」になるだろう。

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概要
MHシリーズの基盤にはどのような構成があるべきか、ここでは「MONSTER HUNTER 0」のタイトルでそれを考えてみたい。

▼ ポッケ村

交易とレンジャーと
雪山地域は物資に乏しい。セカンドフィールドを併せ考えてなお、そうだろう。そこで、他地域との交易が重要となってくる。雪山での採集は、その交易を行うための「他地域での需要」を見込んだ活動となる。自分の村の需要という視点とは少し異なるのだ。ここでは砂漠地域との交易を例にそれを見てみたい。

沼地と鳥幣弓と
雪山のモンスターは押し並べて火に弱い。ここのハンターにとって火属性の武器を備えることは序盤の大事である。弓使いであれば、イャンクックの弓、鳥幣弓にこれを求めるだろう。

ホワイトアウト
ポッケ村のルーキーハンターもまた、ココット村と同じく三年ほどで関門となるモンスターに単独挑み、街へ出る。この雪山の関門はドドブランゴとなるだろう。

▼ その他

森丘とランポスと
それぞれの土地には、そこに良く適応し、旺盛に繁殖するモンスターがいる。これをどう制するかがその土地に村落を営む人々、その村のハンター第一の課題であり、森丘に近いココット村ではランポスがその対象となる。