伊奈氏と見沼の竜神

埼玉県さいたま市緑区

井沢弥惣兵衛為永とともに見沼の開発にかかわっていた関東郡代伊奈氏は、見沼の主であるオタケ様という竜神に祟られ、家運が傾くなど災難が続いた。そこで、家老が氷川女体神社の池に移り棲んでいるという竜神の霊を慰めるため、同社に祈願したところ、祟りはなくなったという。

『浦和市史 民俗編』より