三重県

2018.08.14


長田の勧請縄の伝説
三重県伊賀市

伊賀地方には一月に勧請縄をかける行事が広く行われている。この行事は、地区の人たちが朝早くに藁を持ってしめ縄をない、大きなわらじやひょうたんなどの作り物をぶら下げて地区の入口に張り渡す、というものである。上野市内で今も勧請縄の行事を行うのは平尾、菖蒲池、東谷の三地区で、それぞれに由来が伝わっているが、平尾の勧請縄の行事に伝説が付随して語られている。

「未申(南西)から丑寅(東北)の方向に流れる川は方角が悪いため、そこから大蛇が男の人に化けて出て女の人をさらっていった。それでしめ縄を張ってこんなことがないようにした……

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三重県の竜蛇伝承一覧

伊賀市

長田の勧請縄の伝説
三重県伊賀市:蛇が男に化けて川から村に入り、娘を攫うのを防ぐため、平尾の勧請縄ははじまったという。未申から丑寅の方向に流れる川は方角が悪いからという。