HUNTER's LOG on PORTABLE

2009.10.08 サキムラさん

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沙木夢羅の日記帳

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HUNTER's MAIL vol.4

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[ お名前 ] サキムラ
[ Link ] 沙木夢羅の日記帳
[ タイトル ] 先が、見えない。
[ お便り ]
どうも、サキムラです。

……一言で現状を言えば、不安です。
まぁ、悩み相談室じゃないので全部言うのは避けますが、まずは常々言ってる英語のお話。

知ってたらいいんですが……今日習った若山牧水の短歌↓

白鳥は悲しからずや
空の青 海のあをにも染まずただよふ

今の僕は白鳥の状態でして。

当たり前ながら、英語の勉強をしない人はいます。英会話やってるとか、帰国子女とかでもう話せる、書けるとかね。
でも、「英語を勉強している奴」というくくりになると、今まで話した内容の勉強をやるの、当たり前ながら僕1人なんですよね。

将来、英語を喋りたいという思いはあります。
でも、「受験英語」対策を考えると「これでいいのかな?」っていう思いが付きまとって、なかなか一歩を踏み出せずにいます。僕しかやりませんし、ある意味実験です。

受験まで二年半。いや、実質ほぼ二年間の制約のなかで、みんなと違う方法で本当に「受験英語」にも対応できるようなリテラシーを得ることは可能なのか……

そんなことを考えてると英語の授業終わってたり……いいことありません(泣

考えようによっては、「英会話できる人が英語のテスト出来るんだから、いいじゃん」とも思いますが……確信が持てません。

従うべき道がどっちか分からない……ある意味贅沢かもしれませんが(笑

もうひとつ。
来年の社会の選択が地理と日本史なんですが。
正直地理がなにをするのか皆目見当がつかない……
で、日本史は暗記だらけらしく。正直そんなことしたくないぞと。
自慢じゃありませんが、僕暗記しようとして暗記したことほとんどないですからね。だから覚えるしかないものを覚えるのは苦手だったり……(英単語とか、国名とか……)
で、地理の情報がないので、何か知ってたらでいいので教えてくれるとありがたいです。

……そういえば、LOGさんの時代にはもう「センター試験」はあったんでしょうか?
あれだけはしたくないですが……やんなきゃいけないんですよね……(泣

では、これにて。

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HUNTER's LOG

サキムラさんこんにちはー。
わはははは、白鳥(ていうかカモメ)で良いじゃない。有象無象の青に染まりたいの?大体これは「悲しからずや」は「かなしからずや」で、寂しいんじゃないのか、という意味だけでなく「いとおしい」、すなわち孤高にして染まらず大したもんだ、という歌ですよ。

「雲山万畳、猶ほ浅きを嫌ふ」
学問の道は、雲山万畳の蓄積を「まだまだ浅い」と、道を極めて一人楽しむべきものだ、と白川静翁は座右の銘としていたものです。

さて、まずでかい落とし穴からいきましょうか。

>みんなと違う方法で本当に「受験英語」にも対応できるような

これはまず無理です。ていうかちょっとピントがずれてます。
これはね、どっちか取ってどっちか捨てるという二者択一の問題じゃないんですよ。受験勉強の内容というのは、「その範囲に囲い込む」妥当性が問われているのであって、その内容が「誤りというわけではない」のです。ぶっちゃけ、今その内容をスキップしてもどのみちどこかでやることにはなるのです。

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英語に限った話じゃないですが、あるひとつの体系というのはこんなような網の目状に展開しています。で、受験勉強というのはその内の一本だけをたどる様に構築されてんですね。これはつまり正に「テスト」のためで、ゆらぎをなくして参加者の甲乙を比較しやすくするためです。

問題なのは、これがこのような網の目の一本であるイメージを与えずに、下のような直線で全体が完結しているかのような、そしてそれ以外の要素がこのゴールの「さらに先」にある様にイメージさせているところにあります。本当は「先」ではなくて周辺に網の目状に広がってるのにね。

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ここで英会話、というかより実際的な英語のリテラシーという線を引っぱってみます(位置関係とかはいい加減ですよ?あくまでイメージです)。

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当たり前ですけど青線と赤線は別物ですよね。この青線から赤線を導こうとしたら、中間の「英語という体系の網の目」をすべて埋めていかないとならなくなります。黄線1、黄線2……というラインをみんなたどらないといけなくなる。高校時代にこれをやろうというのは、こりゃ無茶ですね。

ですんで、大学受験に成功する、という目標を置く限りは、あくまで学校なりなんなりの受験英語を主軸に据えるのが最適かつ現実的には唯一の方法です。ただし、あたしが言っているのはそこで「目を閉じてしまうと」上にあげたような「網の目」へのセンスが失われてしまう、ということなんです。

でね、このセンスを失わないためには、受験英語という赤ラインに対して、より自身の興味に直結する英語への取り組みをしたら良いんじゃない、その二つのラインの間に関係線を引いていけば良いんじゃない、ということなんですね。ラインがひとつだと「線」で全体が終わっちゃうイメージになっちゃいますが、ラインが二本ならすなわちそれは面であるということですから。「面である」という感覚が「網の目へのセンス」です。

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さらに、この「青ライン」は今の段階でそんなに膨大な量をこなす必要もないのですよ。シェイクスピアをあげましたが、すべてを読破する必要なんかない。薄手の(「真夏の夜の夢」とかね)全体をぱっと読めちゃって、さらに繰り返し読めるようなものを常に手元に置いておいて、学校で習った英語の内容をその中に発見できたら良いのです。暗唱するほどじゃなくても、「あ、あの一文は今日習った構文だ」とひらめいたらぱらぱら捲って「おお!やっぱり」とかなったら良いのです。そうすると「受験英語」という砂漠みたいにひからびた学問の成れの果て(笑)が、「自分側」のお気に入りアイテムの中で息を吹き返しますやん?

具体的にはこうなります。

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無論配分はサキムラさん次第。青を増やして赤を減らしたら受験英語がおぼつかなくなる、という場合は赤主体にしていかないと単純に大学に行けなくなります(笑)。

と、言うわけで「二者択一」じゃなくて「上手いこと並走させる」のがお得であるということでした。いや、お得であると言うか「並走させる」ことそのもの「関係線を引く」ことそのものが重要なんですよ。

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社会系

え?歴史が時間軸で地理が空間軸ですよ?歴史が年表で地理が地球儀です。
愛知は信長がどうこうの尾張藩がどうこうでーとやるのが歴史で、名古屋に県庁があってトヨタで儲かってますとやるのが地理です(笑)。高校の地理は日本も世界も両方なのかな?具体的な範囲は知りませんが。日本だったら各県の地学的特性・人口(人種)の分布・文化特性・政治特性・産業・主要都市等々を、世界も国の単位で同様のことを知るのが地理です。

これはねー、どっちかも蜂の頭もないんでして、高校の「世界史・日本史・地理」あたりは要するに一般教養です。地理の知識の必要のない歴史というのはないですし、歴史を知らんで良い地理というのもないのです。どっちみち全部勉強する必要はあります(二十代でね)。「一般教養」ですからね、文理問わず。ですんで結論は「お好きな方を」です。

んが、注意すべき点はあります。まず、地理というのはおそらく学校の方針みたいなものでかなりバイアスがかかります。歴史だってそうですが、歴史は現代史に突入しない限りはそれほど政治色は絡みません(だから高校の歴史は現代史に「間に合わない」様にして終わる…笑)。しかし、地理は現代の世界の国々に関するものなので、高校や先生の政治色いかんによっては相当傾いた内容が示されるキケンはあります。

さらにだがしかし(笑)。とは言っても「地理」を選択するのも良いと思いはします。「見当がつかない」とおっしゃられる様に(笑)、やらされないとあまり興味を持たない分野です(特に日本人は)。逆に歴史分野は独学がしやすい。日本史も世界史も文庫でひと揃え揃ってる全集読んだら結構身に付きますしね。

また、今は「ぐーぐる」というすさまじいツールがありますので、今やるんだったら地理の方が面白くできるかもです(英語で言った「関係線」の点で)。Googleマップに匹敵する歴史を扱うデジタルツールはまだないですね。

あ、あとね、「暗記もの」になってしまうのはほとんど自分のせいです。これは、示された情報にストーリーを見出そうという「興味」が起きないから「暗記もの」になっちゃうのですよ。710年に平城京に遷都しましたを「ナント立派な平城京」とかアホな暗記をするのが歴史、というイメージは、そこだけ点でピックアップする以上の興味がないからそうなっちゃうのですね。

平城京遷都なんてのは壬申の乱からの丸々一世紀「毎年」なんか重大事件が連発して、日本が「国」を意識した構造を持っていく中のちょっと目だつ部分に過ぎないのですが、その内5項目とか10項目とか抜き出して「点」で覚えてもまるで意味がない。100年の出来事を「線(ストーリー)」で捉えて初めて歴史なのです。

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その他

共通一次からセンター試験に切り替わった最初の世代があたしらですがな(笑)。ま、あれはね、「作り」が試験というより「クイズ」の方法論でできてますんで、あまりまじめに考え込んでもバカバカしいだけですよ。やったら自分の「抜けてる」部分が発見できる便利なクイズゲームだくらいに思ってるのが良いです。マークシートというのは要するに選択肢に解答が書いてあるのですから(笑)、「どれを選ぶか」となること自体おかしいのです。問いと解は一対一対応ですからね。「選択という行為」が発生するということはその部分「分かってない」ということです。

ですんで、「本番」のセンターよりむしろ、定期的に過去問題にあたって、その「選択という行為」がどこで出ちゃうかを確認して、自分の抜けた部分を探すのに使うのが良いでしょう。だからあたしはセンターはやるなら夏くらいにやったら良いと思うんですけどね。……とか言ってると、全国の受験生に刺されそうですけどね(笑)。

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