神奈川県 横浜市: 練り廻る茅の大蛇神奈川県横浜市鶴見区:生麦では六月六日に茅の大蛇を作り、町中を練り歩いた。 蛇も蚊も祭り神奈川県横浜市鶴見区:先妻を亡くし程無く後妻を娶った男だが、新妻が大蛇と化してしまう。 蟠まる魔除の大蛇神奈川県横浜市鶴見区:悪疫流行の難に際し、村人は北寺尾の山のヌシの大蛇にその退散を願った。 山神と祭られし大蛇神奈川県横浜市鶴見区:湿地の大蛇に難儀する村人のために、里正は大蛇に語りかけた。 琵琶橋と蛇骨神社(部分)神奈川県横浜市神奈川区:討たれた大蛇の祟りを恐れて蛇骨神社は祀られた。土地境の司であったともいう。 蛇骨神社神奈川県横浜市神奈川区:岸根村の蛇骨神社は社宮司とも蛇苦止明神とも呼ばれたという。 雲松院の龍蛇塚神奈川県横浜市神奈川区:笠原越後守信為が寺を建てようと山中を検分すると大蛇が臥していた。 白旗飛来神奈川県横浜市神奈川区:石橋山合戦の時、一流の白旗が飛来し、源氏松に掛かったのだという。 上無川の片目の鰌神奈川県横浜市神奈川区:上無川には片目の鰌がいたという。これは神面社の由来に関係する。 能満寺の本尊神奈川県横浜市神奈川区:能満寺の虚空蔵菩薩像は、海より流れ来た朽木であった。 三宝寺の白蛇弁天神奈川県横浜市神奈川区:三宝寺住持の夢に弁天の化身が現れ、守護の白蛇をもたらした。 後に残る狐の舌神奈川県横浜市西区:子狐を捕えて狐汁としたが、母狐の祟りで家が傾いていった。 麻の葉に目を失いし神神奈川県横浜市西区:戸部杉山神社の神は、麻で片目を潰した。故に氏子も麻を忌む。 小湊弁天神奈川県横浜市中区:小湊橋の側にある弁天さんは、開港前は北方の山上にあった。 洲干弁天社の蛇神奈川県横浜市中区:かつての洲干島に弁天はあり、蛇たちの楽園になっていた。 洲干弁天の松の祟り神奈川県横浜市中区:洲干弁天の森の名残の松があったが、伐ろうとしたところ障りがあった。 欅に祀る源龍大善神神奈川県横浜市保土ヶ谷区:樹源寺の大欅に棲むという白蛇が夢に現れ、祀るよう言った。 正観寺の弁天神奈川県横浜市保土ヶ谷区:正観寺の弁天の穴は埋もれてしまっていたが、夢に大蛇が出て掘ってくれと頼む。 伊勢宮の雨蛇と烏神奈川県横浜市磯子区:磯子光背の山に伊勢宮があり、お使いといわれる雨を告げる雨蛇がいた。。 所在を変ずる石の怪神奈川県横浜市磯子区:護念寺の竹藪に時により所を変え障る霊石があった。傍らにはツト蛇という蛇が棲んだという。 磯子の巨人譚神奈川県横浜市磯子区:真照寺裏山が禿山なのは、ダイダラボッチが腰を落としたからだという。 夢に現ずる江の島の龍神奈川県横浜市磯子区:金沢北條を守護していた龍が、供養を求めて磯子に祀られた。 安房洲明神の神宝蛇骨神奈川県横浜市港南区:昔、天地海が鳴動して、安房の洲崎明神が笹下に飛来された。 川崎市: 有馬の影取り池神奈川県川崎市宮前区:有馬の池の大蛇が影を映した人を引いた。 相模原市: ハト川はハタ川神奈川県相模原市緑区:鳩川はもと旗川といった。昔、天より旗が舞い降りたのだという。 物いう魚神奈川県相模原市緑区:昔、相模川の上流の淵で、オトボウという男が大鰻を捕らえた。 葉山島のうなぎの精神奈川県相模原市緑区:近くに住む権助が、ある時葉山島の淵で大鰻を釣り上げた。 天狗坊淵の怪異神奈川県相模原市緑区:天狗坊淵で鰻捕りを始めた野良坊に大蜘蛛が糸を掛けてくる。 平塚市: 日本武尊と立石神奈川県平塚市:相模大山から日本武尊が見た光は、村を苦しめる大蛇の眼の光だった。 こがの渡し神奈川県平塚市:道造りを邪魔する大蛇の住処の松を切ってしまうことにしたので、大蛇は慌てふためいた。 シャチ神奈川県平塚市:須賀の漁師が海蛇のようなものを海上で拾った。シャチといい、出会うと吉という。 鎌倉市: 乙子童子神奈川県鎌倉市:建長寺開山の蘭渓禅師は、江の島弁天から乙子童子という守護をつけられていたという。 鱗の小判神奈川県鎌倉市:駕籠屋の送った女が、建長寺の池で龍へと変じた。 藤沢市: おふくろさんという石神奈川県藤沢市:諏訪神社の裏には、大蛇の母であるという「おふくろさん」と呼ばれる石がある。 お諏訪さまの石神奈川県藤沢市:石川の諏訪神社の御神体は石で、日によって増えたり減ったりするという。 地蔵が淵の鰻神奈川県藤沢市:地蔵が淵で耳の大きな鰻が釣り上げたれたが、料理すると呼びかける声が聞こえてくる。 小田原市: これはこれは(竜宮女房)神奈川県小田原市:正直ものだが貧乏な葱売りの正助は、龍宮に招かれ龍王の姫を嫁として連れ帰った。 茅ヶ崎市: 千ノ川のおせん神奈川県茅ケ崎市:昔、おせんという花嫁が石橋で突如川に飛び込んでしまい、以降花嫁は渡らぬ橋となった。 菖蒲湯神奈川県茅ヶ崎市:蛇聟を追って話を立ち聞きすると、蛇の子は菖蒲湯で堕りるという。 蛇塚神奈川県茅ケ崎市:矢畑とその周りの塚などを行き来していた大蛇がいた。これを祀った蛇塚がある。 大蛇の話神奈川県茅ケ崎市:中島と柳島を大蛇が行き来しており、葦場の草のなびきで分かった。。 物いうウナギ神奈川県茅ヶ崎市:地蔵ヶ淵で大うなぎが釣りあげられ料理されたが、裏口からその名を呼ぶ声が聞こえてくる。 秦野市: 雨の主(鰻)神奈川県秦野市:大天狗滝の主である大鰻が釣られるが、その主が歌い始めた。 雨の主(蛇)神奈川県秦野市:大天狗滝の主である大蛇が捕らえられるが、その大蛇が人語を叫んだ。 厚木市: うなぎ観音神奈川県厚木市:岡田に要石があるが、所を観音免といい、鰻が参詣する観音がある。 伊勢原市: 古賀の渡しのはなし神奈川県伊勢原市:ある夫婦が、沼の渡しに道を造るから子を授けたまえ、と祈願した。 舟つなぎ松神奈川県伊勢原市:渡しを道路にすることにしたが、夜に蛇が流してしまう。これを鎮めた女の入定があった。 海老名市: 蛇っ食い嘉衛門神奈川県海老名市:嘉衛門が漁に出たところ、仲間の作太郎が大蛇に咥えられてしまう。 座間市: 大蛇退治神奈川県座間市:大蛇が出るとうわさが立ち、遊び場を奪われた子どもたちが大蛇退治に挑んだ。 南足柄市: 四万長者の妾(部分)神奈川県南足柄市:足柄山の金太郎の祖父、地蔵堂の四万長者の妾は蛇であったという。 矢倉岳の主(後)神奈川県南足柄市:足柄峠を越える盲目の法師が夜笛を吹いていると、女の泣き声が聞こえてきた。 矢倉岳の主(前)神奈川県南足柄市:矢倉岳の主の大蛇は、人々が富士山ばかり眺めるのに嫉妬し、矢倉岳を高くし、富士山が隠れるようにした。 綾瀬市: オイノクボの大蛇神奈川県綾瀬市:オイノクボには大蛇がおり、原を分けて寺尾に通っていたという。 足柄下郡: 精進ヶ池神奈川県足柄下郡箱根町:盲目の按摩・庄次が尺八を吹いていると、その音に誘われるように美女が訪れるようになる。 あまのじゃくと二子山神奈川県足柄下郡箱根町:あまのじゃくという力持ちが、人々が富士山ばかり眺めるのに嫉妬し、富士山を削って低くしようとした。 愛甲郡: おとぼうが淵神奈川県愛甲郡清川村:煤ヶ谷の北の淵で、四尺もある大魚が捕まえられたが、その名を呼ぶ声が聞こえてくる。