乙姫様 原文 本牧の茂田井に乙姫様という小祠がある。貞享二年(一六八五)八月長さ五、六十間(約九十~百メートル)巾二間(約三メートル)ぐらいの土手が大洪水のためにくずれた。土中より蛇百五六十匹と、円い鏡が出てきた。この鏡を御神体として黒沢氏の祭ったものであると。(橋詰橋次郎62) 『限定復刻版 佐久口碑伝説集 北佐久篇』(佐久教育会)より