桔梗前弁天

御門に、桔梗前弁天という神社があります。

平将門の母と伝えられる桔梗の前は、将門の乱の後も、この地の人々が将門を大切に祀ったことから、白い大蛇に化身して、妙善寺の西方の泥沼の地に身を潜めて、村人が水不足などに困ると、その白い蛇身を現して村人を救ったということです。今でもその地を蛇喰（へびくい）と呼びます。

この神社は、桔梗の前を祀るために、布留川七郎兵衛が自宅の敷地内に建てたということです。

今でも、この地域では、桔梗の前を尊んで、決して桔梗を植えないということです。